久々の帰省
先日、約半年ぶりに帰省をした。もともと都会に憧れ、上京したこともあり、あまり田舎のこと(独特に空気や文化など)をよく思ってはいない。
都会には田舎に憧れを持つ人が少なからず存在するが、それはあなたが都会で大切に育てられた人であり、田舎の人にとってはただのお客様であるからである。
田舎はしばしば、時がゆっくり流れ、自然豊かで、人が暖かく、、、云々言われるがそんな桃源郷はどこにもない。実際にあるのは、娯楽がなく、マイノリティーは消し去られるただの村社会である。
ここまでただの非難文句を書き連ねたが、今回の帰省で感じたことは”人の視線”だ。
都会の人は他人に無関心であるとはよく言われることであるが、これは田舎の人は他人に関心があるからこそ言えることなのだ。今回の帰省で私は、白のワンピースに、髪をゆるく巻きアレンジして、都会に染まった私にとってはいたって普通の格好をして地元の小さなショッピングセンターに行った。そこですれ違う人ほぼ全員の視線を感じた。その視線はただ目があってしまった、というようなものではなく敵意むき出しであった。出る杭は打たれる。これが田舎ではセオリーであったことをようやく思い出した。(都会の方に説明すると、田舎に馴染むのは上下ジャージが1番である。)
しかし結局、実家を田舎、東京を都会と言っている私の思考は”田舎”そのものである。
そんな”田舎娘”の上京話しにお付き合いいただけたら幸いだ。